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「太陽にほえろ」バックナンバーから3

ていくあいは、ご利用者様とスタッフ、そしてかかわってくださる皆様との笑いや涙の日々をつづる小さな新聞「太陽にほえろ」を発行しています。
バックナンバーからピックアップして今までの思いをお伝えします。

kid_job_girl_oyomesan小さな家の結婚式
~小さなデイサービスの大きな愛~
桜が葉っぱに変わり始めた、4月のよく晴れた日。
小さな小さなお家からきれいな讃美歌が聞こえてきた。
花嫁をエスコートするのは花嫁の85歳の祖父。
盛大な拍手の中歩いたバージンロードの先には、お手製の十字架と和製の牧師さんが出迎えてくれた。
緊張した花嫁の手の中には可愛らしい小さなブーケ。
お庭で今日のこの晴れ舞台のために頑張って咲いてくれたかのよう。
参列者の前で永遠の愛を誓ったのちは、そのまま“教会”が、披露宴会場に。
花嫁へのプレゼントは内緒で練習した「君といつまでも」「ゴンドラの唄」の2曲。
幸せいっぱいに溢れた小さな家のデイサービス。
「これから大変なこともあるけど、味方がたくさんいるから大丈夫だよ」とやさしい言葉をかけたり、「喧嘩して家出したら家に泊めてくださいね」という花嫁に「あかん。あんたは頑張り!」と叱咤激励をおくる利用者さん。
「ここには私のおばあちゃんがいて、私の母親がいる」
本当の家族のような、優しさと厳しさの愛情を私たち職員に注いでくれる利用者さんたち。
「こんな晴れ舞台なのだから」と、着物をタンスから出してきてくれた方。
ネクタイをびしっと締めてきてくれた方。
普段はシャイだけど一生懸命に「ヤングマン」を踊ってくれた方。
そして和製牧師という大役を務めた職員、ゴージャスなウェディングケーキを用意した職員、このサプライズ披露宴を完成させるべく陰で動いてくれた職員たち。
みんなの愛で、花嫁は世界一幸せになりました。
「太陽にほえろ」6・7号より

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